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「子供の頃は〝走る作家〟になりたかった」。日本陸上界を代表する中長距離ランナーとして、1500メートルなど12の日本記録を保持する田中希実さん(26)=豊田自動織機=は読書家として知られる。小学校時代は、アンデルセン童話など児童書を1分でも早く読みたいばかりに、2.5キロの通学路を走り帰ったほど。ファンタジー愛は今も続き、競技への原動力にもなっている。
本好きになったのは小学3年のとき担任だった国語の先生の影響です。読書愛にあふれた先生で、学校に本を持参した私をみんなの前ですごく褒めてくださった。うれしくて、大好きだった「チリとチリリ」(どいかや作)シリーズなどを持っていきました。
「 子供の頃、最初に好きになったのがアンデルセン。続いて「だれも知らない小さな国」シリーズで知られる佐藤さとるの大ファンになった 」
日常のあらゆるものから、物語を作れるアンデルセンって素晴らしい。(切り紙作家でもあった)アンデルセンは、誰からも見向きもされない小さな紙切れからも、壮大な物語を作りました。話の内容はメルヘンなのに、着想が日常に転がっているのがすごい、と子供心に思ったものです。
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